1. ブリッジ・オブ・スパイ
監督：スティーブン・スピルバーグ
出演：トム・ハンクス、マーク・ライランス、スコット・シェパード、エイミー・ライアンなど
☆☆☆☆☆/満点は☆５個
2016年の映画初めはスピルバーグxコーエン兄弟xトム・ハンクスの話題作「ブリッジ・オブ・スパイ」です。
真実に基づく話であらすじなどを見て重苦しい映画かと思いましたが、演出？脚本？の妙なのか意外にもすっきりとした雰囲気で観れました。ところどころに入れたギャグも一役買っているのかなと思います。
個人的に気に入ったのは、ルドルフ・アベル役のマーク・ライランスという 俳優。とにかくこのキャラが最高でした。全てを悟りきった顔で "それは役に立つのか？" というセリフが大好きです。どこかチャーミングなところもあり、トム・ハンクスもそりゃ好感をもってしまうよ、と納得です。
他にも、任務を終えて家に帰宅したラストシーンは最高に格好よかった。少しうるっときました。
また、ドイツでの任務時の暗いモノトーンのような色調と任務を終えて家に帰ってきた時の温かみのあるカラフルな彩度の違いも作品に深みを与えているような気がします。
それにしても一弁護士がこのような難しい交渉、しかも本当の理解者・味方がいない状況で、このような成果を出したこと。それに伴うプレッシャーの大きさを考えると、ただただすごいとしか言えません。少なくとも僕には不可能です。
本当に一発目から大満足の映画でした。